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公務員試験奮闘記 民法

さて、主要五科目最後を飾るのが「民法」でございます。
これは一番身近なものであるため、一番難易度を上げ下げ出来る教科なのだ(試験作成サイドにしてみれば)。


民法は大きく「総則」「物権」「債権」「親族・相続」の四つからなります。
公務員試験には執行法や、保全法、訴訟法は含まれません。
で、捨て教科最有力候補になりやすいのが現状です。
まず、余りにも覚えることが多すぎる。
そして、応用の嵐。
憲法&行政法が可愛く思えるでしょう。


具体的に言うと、まず問題をどんな形にでも出来てしまう。
必然的に、難易度は上がる訳だ。
そして、見たことの無い問題に当たりやすい。

法学部生でも知らない条文があったり、その場で条文を引きたくなることも多々。勿論六法は貸与されません。


「総則」なら何とかなる。
これはある程度体系が完成しているし、判例も出るものはそーーーーーーんな多くないから、覚えれば大丈夫。
所詮は総則、ルールだし、何か面白いでしょう。
最近成年後見人制度が色々変わってきたり、自治体によっては重視してる政策でもあるから、要注意。
その他は普通に意思表示(錯誤とか)、無権代理が重要か。
でも、意外と細々と総則は出やすいから満遍なくだな。


「物権」は・・・やや難しいが、抵当権、法定地上権即時取得、時効をクリア出来ればなんとかなるかもしれない(っつーか、これっしょw)。
ただ、これも満遍なくやるしかない。
細々と一問変なものが出てくると、致命的になるからな。


大体この二教科出来るようになると、かなり民法は心強いかも知れない。


そして鬼の「債権」
債権は正直に言って、点数を取るのはかなり難しい。
とにかく「保証」をまずマスターせよ。
連帯保証関連はやっぱり難しいかも知れない。

基本となるのが「契約」系。
売買契約とか、地味に難しい。
「請負」とか、そういう細々してる各論も厭らしい。

とにかく、まず予備校レベルをマスターしてください。
法学部の人も、ここは避ける人が多い。
(おいらは頑張ったけど、科目制限上、国家二種は避けました。)
無理はしない方が良い分野だと思います。


そして何気に落とし穴の「親族・相続」
講義回数も少ないし、あまり点数には結びつかない。
逆に、地方上級でもそんなに問題が難しくない上記二試験は、多分大丈夫。
っつうか、予備校の回数がおかしいと思う。
もっと親族・相続には力を入れた方が良いと思うんだよね・・・。


まず、授業の講義&W問を中心に。
余裕があったら、テープを聴き直す。
専門職や、国家系で点数取りたい人は更に伊藤真民法or内田民法を読むと良いと思う(各種出てます)。
更に極めたい人・・・国家1種レベルを目指すなら、更に司法試験の参考書&問題集じゃないかな?
其処まではやる人見たこと無いけど。


予備校の講義で対応できるのが東京都・特別区レベル 位かもしれない。
正直国家系や、専門職レベルには追いついていない。
ガッツリ時間を掛けてやるしかないね。
テープをしっかり聴いてもう一度学習することをお薦めします。


模試の民法で点数が取れなくても、気にしなくて良い。
基礎をしっかりやりましょう。
そうすれば、地上レベルでは十分対応出来るはずです。
難易度としては、主要五科目のうちで一番難しいと思うけど、頑張れる人は頑張りましょう。

by yosuke0527 | 2006-09-16 14:49 | 公務員試験  

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